カッピングには、いくつかの種類があり、それぞれ施術法が異なります。
◆一般的なカッピング
カップを身体の不調な部分に当てて真空状態にし、
溜まった老廃物や汚血を皮膚表面に浮かべるのが、一般的なカッピングと言われています。
鍼灸院や整体院、エステサロンなどで受けることができます。
◆メディカルカッピング(瀉血)
メディカルカッピングは別名瀉血と言い、専用の針で小さな傷をつけた後、
カップで吸引し身体の中に溜まった汚血を体外に出すというもの。
日本では、メディカルカッピングを行うには医師免許が必要なので、受けられるところは限られています。
◆スライドカッピング
スライドカッピングは、カップを肌に吸着させて放置するのではなく、
身体にオイルなどを塗ってカップを吸着させながら移動させる施術法です。
通常のカッピングと比べると痛みが緩やかで独特の気持ちよさがあります。
跡に残ることがないため、肌の露出が多い季節や首すじに適しています。
普段は一般的なカッピングをして、露出が気になって痕を残したくない人は
スライドカッピングに使い分けるといいかもしれませんね。
カッピングは、施術後にできるカッピング跡の色で、身体の状態が分かると言われています。
施術後は、下のような色が施術跡につきます。
▶︎血液がサラサラと流れているところは赤色
▶︎コレステロールや老廃物が溜まっている部分は赤黒い色や紫色
という風な施術後になります。
薄いピンク色の場合は血流が良好の印。
一方、紫色や濃い赤色の場合は、内臓に機能低下がみられ、
さらに黒い紫の場合は身体機能が弱っているサインなのだそう。
また、カップをつけても色が変わらない場合は脂肪が厚すぎるか、血流がとても悪くなっているとのこと。
場所によって色の違いがあるので、自分は体のどこが調子が悪いかを判断・確認することもできます。
カッピングの色の状態で体の不調が分かります。
カッピングは滞った血流を促進させる効果があるため、
むくみや冷え、疲労感、肩こりなどを解消するのに適しています。
特に、以下のような人にはおすすめです。
▶︎むくみや冷えがひどい人
▶︎腰痛、肩こりがある人
▶︎代謝が悪い人
▶︎ダイエット中の人
▶︎だるさや疲労感を感じている人
これらの中で慢性的に続く何かに悩まされている場合、施術を受けに行くといいかもしれません。