腸もみは自宅でセルフでできる手軽さが魅力ですが、トラブルを避けるために注意すべき点は押さえておきましょう。
腸は全身の健康に影響する重要な臓器。万が一異常を感じたらすぐに中断してください。
腸もみで思わぬ副作用に見舞われないために気を付けたいのは下記の4点です。
①リラックスした状態で行う
腸もみの効果を最大限高めるために、リラックスした状態で行いましょう。
おすすめは腸もみの前に腹式呼吸で深呼吸をすること。
鼻からゆっくり息を吸って自然にお腹を膨らませ、倍の時間で口からゆっくり息を吐きながらお腹を元に戻します。
これを10セットほど続けると次第に心が落ち着いてくるのがわかるでしょう。
②強く揉みすぎない
身体のコリと同様、押して硬かったり痛かったりする部分は、老廃物が溜まっている証拠ですが、力の入れすぎは禁物。
お腹周辺は腸だけでなく、胃や肝臓、膵臓など重要な内臓が密集している非常にデリケートな場所。
コリをほぐすというよりは、押し流す手助けをしてあげる気持ちで、程よい力加減で揉むように心がけてください。
③空腹時や食後1時間は避ける
腸が活動しにくい空腹時や、食後すぐの腸もみは、腸に大きな負担になってしまうため避けましょう。
おすすめは朝と夜の2回。
夜寝る前に腸もみ→就寝時の腸の活動が活発に→朝一の腸もみで腸を目覚めさせる→お通じがスッキリ、
というサイクルが期待できます。
④下痢や生理中・妊娠中の方はNG
同じお腹の不調でも下痢などで腸が敏感になっているときは腸もみは避けましょう。
むしろ症状が悪化する危険性もあります。また、生理痛がひどいときや、妊娠中の方もNG。
子宮と腸は近いので、思わぬトラブルを引き起こすこともありますので、くれぐれも注意してください。
まとめ
腸もみは、便秘の解消や自律神経の改善など、医師も推奨するほどの驚きの効果があるかとは思いますが、
予期せぬトラブルを防ぐために、注意点に気をつけながら実践してみてください。
また、便秘の根本的な改善には食事など生活習慣を改善して、腸内環境を整えることも必要です。
腸もみも効果的に取り入れつつ、便秘を解消して腸内環境を正常化させましょう。