一般的には知られているものの、なんとなく敷居の高いイメージのあるデトックス。
自宅でできるデトックスの方法やその効果、肝臓の働きを取り戻すための「肝臓毒出し」などについて紹介します。
毒素が溜まると体内だけではなく、肌トラブルを引き起こすことも
日常的に摂取する食品などに入っている添加物や脂質が、体内に蓄積されることで溜まってゆく「毒素」。
体にたまる毒素の種類としては、食品に含まれる添加物(保存料、人工甘味 料、着色料、乳化剤、残留農薬など)、
水道水に含まれる鉛、発がん物質のトリハロメタン、空気中や雨に含まれる大気汚染物質、
車の排気ガス、紫外線、タバコの煙など、口から摂取するものをはじめ、空気中に漂っているものなど、多岐に渡ります。
この、体内に溜まった毒素を放っておくと、さまざまな不調が!
腸内環境が乱れることで便秘になりやすくなったり、代謝が落ちてしまうことで
シミや肌荒れなどの肌トラブルが起こりやすくなったりといった、体の不調の引き金になります。
そのほかにも、むくみや冷え性などの原因にもなりかねません。
逆を言えば、普段から「体の毒素を排出することを意識して生活すること」で、
防げる体の不調は多いということですね。
デトックスを行う際に、意識すべきは肝臓!
体の不調は胃腸の疲れなど、自分自身で感じやすいことに目が向きがちですが、
デトックスをするにおいて意識すべき臓器は肝臓。
肝臓は体の毒素を分解し排出する働きを持っているため、
肝臓に疲労が溜まっている状態ではどんどん体内に毒素が溜まっていってしまうことも。
毒素が体に入り込み、一部肝臓に溜まるということもあるようですが、しっかりと証明されていないようです。
肝臓は毒素を体に溜めないよう、解毒しようと代謝を繰り返す臓器です。
そこで重要になるのが、デトックスによる肝臓の毒出し、肝臓に負担をかけないことです。
特に肝臓の疲労につながりやすい飲酒や脂質の多い食事をできるだけ控えるなど、
普段の生活習慣を意識することで、肝臓に負担をかけないことが大切です。
肝臓は疲労が溜まっても、なかなか症状を表さない沈黙の臓器と言われています。
たとえ自分自身で症状を自覚していなくても、デトックスにより定期的に肝臓を休ませることで
本来の機能を活性化し、より健康な体へと導くことができます。