昔の人は平熱が37度前後あったと言われていますが、
現代人は35度台という人も珍しくなくなっています。
昔の人に比べると基礎体温が0.5℃~1.0℃ほど低い傾向があるそうです。
それは運動不足による筋力低下、仕事や人間関係のストレス、
さらにエアコンの普及で自ら体温を調節する機能が弱くなってしまい、
平熱が下がったからとされています。
理想の平熱は36.5度~37度。
新陳代謝が活発になり、こころとからだが快調にまわる体温だと言われています。
そしてその結果、現代病とも言える形で悩まされているのが冷え症や何となくの身体の不調。
中でも「冷え症」は多くの女性が持つ悩みで、肥満やむくみ、生理不順、不妊、免疫力の低下など、
さまざまな不調を引き起こす原因となっています。
健康を維持するために適正な体温まで基礎体温を上げる活動のことを言います。
体を中から温め、本来持っている体の力を目覚めさせることを意味します。
体を温めると基礎代謝が上がり、基礎代謝が上がることによって様々な不調を解消し、
本来の健康な体を取り戻すことに繋がるのです。
しかし、ここでいう体を中から温めるということは、暖房器具に頼ることではありません。
基礎代謝を上げるための体の温め方は、大きく分けて2つの方法があります。
1つ目は体を外側から温める方法。
2つ目は体の内臓を温める方法。
どの方法が良いかは、その人の体質や健康状態によって異なるので、
自分に合った温活方法を見つけましょう。
また、体を温めるためには体を冷やしてはいけません。
温活を始める際は、体を冷やす食べ物をなるべく減らすように心がけましょう。
コーヒー、スイーツ、果物、小麦食品などは体を冷やすと言われています。
まず大前提として、栄養バランスのとれた食事、適度な運動、質の良い睡眠と、
生活習慣に気を付けることが重要です。
また、毎日入浴すること。入浴が難しい場合は足湯でもいいですね。
さらに、薄着をしたり、お腹を出して寝たり、冷たいものを飲んだり食べたり、
エアコンを極端に低い温度でかけたり、
長時間つけっぱなしにしたり、体を冷やすような行為も避けたほうが無難でしょう。
思い当たる方は、これらを止めるだけでも冷えはかなり改善されるはずです。
次回は身体を温めるとどのような効果があるのかについて
ご紹介していきたいと思います。お楽しみに!